株式会社国際協力銀行2018年度
新卒採用情報

INTERVIEW

職員紹介

世界各国の経済状況をウォッチし、
各国が抱えるリスクの分析に向き合う

福谷 周
2011年入行
外国審査部
総合職
QUESTION 01

JBICへの入行動機

幼少期にインドネシアに住んでいた経験から、海外の人と関わることに興味がありました。大学は理工学部でしたが、理工系の大学院に進学するか悩んでいた2008年の夏にリーマンショックが起き、経済・金融の面白さを知ったことをきっかけに大学院に進学して、国際貿易の研究を始めました。アカデミックな研究を続けていくことも考えましたが、大学院生の7割を占める留学生と途上国の経済政策を議論していくうちに、各国政府への政策提言やプロジェクト組成など実務を通じて政策やファイナンス分野の専門性を高めたいと思うようになりました。日本の政府機関であるJBICであれば、そうした専門性を高められることに加えて、直接的に各国政府に対して政策提言する機会や日本との関係強化に繋がる意義の高い仕事に関わることができる思い、入行を決めました。

QUESTION 02

現在の仕事

入行以来、アジアや中南米地域のインフラファイナンスプロジェクトやミャンマーの国際金融社会への復帰支援プロジェクトについて、契約書作成や借入人との交渉、経済審査など、幅広く業務を担当してきました。現在は、外国審査部でJBICが融資している国の政策運営、財政状況、貿易構造や外的ショックに対する耐性などについて分析しています。IMFが作成する報告書、各国中央銀行の経済報告書や調査会社の情報サービス、さらには各種報道などを総動員して頭作りを行い、少なくとも年に数回は現地で財務省や中央銀行、関連省庁の政策担当者、シンクタンクや格付会社などにヒアリングをします。特に政府当局への聞き取りは、新聞紙面やネットには決して出てこない一次情報であり、こうした生の声を直接聞くことができるのも日本の公的機関であるJBICらしい仕事であると感じています。

QUESTION 03

仕事をする上で難しい点

国によって、政治、経済、安全保障、外交など様々な問題を抱えており、経済審査はなかなか一筋縄にはいきません。例えば、南米産油国のベネズエラでは石油価格が下落する中で景気が大きく落ち込み、物資不足が深刻化し物価が急騰、経済状況の見通しが懸念されています。ベネズエラに限らず、様々な形で具現化される需要や供給のミスマッチを解消するためには抜本的に経済政策を改める必要がありますが、一人で考えていても前には進みません。また、最近では外国地方公共団体のリスクをどう評価するのかということも大きなテーマとなっています。所在国の状況、地域経済、地方財政や債務を評価することに加え、上位政府との関係なども考慮する必要があります。こうした難題に対してプロジェクトを担当する融資担当部や専門家、実務家との意見交換を通じて質の高いアウトプットが出来るよう日々努力しています。

QUESTION 04

やりがいを感じる瞬間

JBICが融資を行う際、短期間で国のリスク分析をしなければならないことが多いですが、効率的に情報収集を行い、論点を整理し、自らの見方を融資担当部など行内関係者に周知することで周りから認められ信頼を得ることに喜びを感じています。最近の例では、アルゼンチンのマクロ経済情勢は必ずしも安定的とは言えず、アルゼンチンの信用力に懐疑的な見方を示す人も多かったのですが、過去の他国での破綻事例などとの比較検証や当該政府の経済見通しを示し、行内におけるアルゼンチンの政治経済の理解を深めることができました。

QUESTION 05

将来の目標・夢

内向き政策の台頭、金融環境の引き締め、地政学リスクの高まりなど世界の政治経済情勢は日々変化に富んでおり、そうした変化を素早く察知し、適切に評価していく能力が問われていると感じます。各種経済理論、各国の制度や個別事情を正確に把握し、バランスよく使い分けた上で、的確なリスク分析ができるようになりたいと思っています。JBICでは海外留学や語学研修など人材育成のための機会が多く提供されており、それらを大いに活用しながら経済・金融、語学の知識のブラッシュアップを図ることや現地調査や実務を通じた専門性の深化など日々の努力の積み重ねがとても大切であり、きちんと自らの責務を果たすことに注力しています。

CAREER

キャリアパス

2011年入行。電力・水事業部
2013年インフラ・ファイナンス部門企画調整ユニット
2014年外国審査部
ONE DAY SCHEDULE

ある1日の流れ

出社前

最寄駅前の語学学校で英会話レッスンを受講。

8:50

出社。新聞、現地ニュースをチェック。

10:00

ユニット内ミーティング。経済審査対象国の審査状況をユニット内で共有。

11:00

部内ミーティング。来週予定されているインドネシアでの現地調査で用いるマクロ経済関連の資料について打ち合わせ。

13:00

部内ミーティングを踏まえて改めてインドネシアに関する情報収集、資料を取り纏めて行内に共有。

15:00

外部セミナーに参加し、中南米担当国のマクロ経済動向をフォロー。

17:00

ジャカルタ駐在員事務所に来週の出張時の面談先について確認。上司と出張予定の打ち合わせ。

19 :00

明日のスケジュールを確認、退社。自宅に帰って子供の寝かしつけ。