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刻々と変化する世界情勢に対してJBIC職員はどのように向き合っているのか。
世界各地の駐在員事務所から職員の声をお届けします。

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刻々と変化する世界情勢に対してJBIC職員はどのように向き合っているのか。世界各地の駐在員事務所から職員の声をお届けします。

01.Asia and Pacific
BEIJING
BEIJING
安田 尚史 2015年入行 北京駐在員事務所

現在の業務について

駐在員としての業務は、事務所運営業務、調査業務及び案件組成業務に大別できます。事務所運営業務では、経理・会計から人事・労務までの全般を担当しています。また、調査業務では、中国のマクロ経済、セクター動向、中国政府・政府系機関の動向や海外進出動向などについて調査し、情報発信をしています。案件組成業務では、本店で出融資担当部が案件を担当する前の段階において、案件組成の初期的な支援を行っています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

駐在員事務所での生の情報収集・発信には、大きなやりがいを感じます。中国政府が、どのようなセクターをどのように発展させ、海外への進出をどのように進めようとしているのかといった中国の国家戦略、そしてどのようなパートナー企業とどのような分野に参入しようとしているのかといった日系企業の戦略などを、資料や関係者からのヒアリングを通じ調査し、内外へ発信しています。そのような情報の中には、JBICという公的なステイタスであるからこそ得られるものもあり、JBICの強みを感じるとともに、それらの情報を日系企業の取り組む案件におけるファイナンスの組成に少しでも役立てられるよう知恵を絞るところに、JBICとしての「使命」を感じます。

駐在員としての苦労

最も苦労したのは「言語」です。実は、私は駐在が決まるまで中国に旅行したこともなければ、中国語を勉強したこともありませんでした。そのため、日々の自身の生活はもちろん、出張者のアテンドにおいて非常に苦労しました。しかし、語学学校への通学制度を活用するとともに、首席駐在員の「習うより慣れろ」の一言で街に繰り出し、まずは言葉を使ってみるようにしたことで、今では出張者のアテンドも難なく対応できるようになりました。

駐在員として大切なこと

大切にしていることは、「中国のことを、より多くの人に、より深く知ってもらうこと」です。赴任前の中国のイメージはいわゆる「途上国」でしたが、駐在すると携帯でのキャッシュレス決済や乗り捨て可能なシェアリング自転車など、日本よりも便利なものがたくさんあります。駐在員の仕事の一つである本店からの出張者のアテンドにおいて、そのような中国の“良いところ”、“便利な部分”といった実情を多く知ってもらい、一人でも中国ファンを増やすよう心掛けています。

オフの過ごし方

オフの日は、他の駐在員と国内旅行をしています。中国は広く、日本からは行きにくい場所もたくさんあるので、積極的に旅行の機会を作るようにしています。火鍋の本場、重慶で食べる夏の辛い火鍋は格別でした。また、北京へ旅行に来てくれる会社の同期や後輩、大学時代の友人などを、様々な観光地へ案内しながら楽しんでいます。

今後の目標

今後の目標は、案件の組成です。これまで、中国に関する調査、情報収集・発信を行ってきましたが、自身が駐在員として得た情報を活用し、実際の案件組成に結び付けることで、中国で活躍する日系企業を支援し、自身が入行時に志していた“国益に資する”仕事に少しでも取り組みたいと思っています。

BANGKOK
BANGKOK
小松 大樹 2015年入行 バンコク駐在員事務所

現在の業務について

バンコク駐在員事務所ではタイの他にミャンマー・ラオス・カンボジアも管轄しており、この4カ国において進められているプロジェクトの現場での関係者とのRM(注)や情報収集・分析、ロジ面でのサポートが主な業務です。また、駐在員事務所は一つの小さい会社のようなものなので、それに伴う経理・管理・法務・ITなどの事務所運営業務も担当しています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

プロジェクトサイトに近い場所で、現地の関係機関・企業と意見交換をしながら、情報を収集・分析し、案件組成につなげていく業務は、現場の雰囲気を本店より身近に感じられる駐在員業務ならではの魅力だと思います。また、異なる課題に直面する管轄国の状況を勘案しつつ、どのようなセクターに日本企業のビジネスチャンスがあるか、それに対してJBICとして何ができるかを総合的に考えることができることも駐在員業務の魅力だと思います。

駐在員としての苦労

担当しているタイやミャンマーなどにおけるプロジェクトでは現地政府・政府機関、地場企業、日系企業など様々な関係者と関わっていますが、開発途上段階の国ということもあり、政治経済情勢が流動的になりやすく、各プレイヤーの考え方・関心事項は日々変化していきます。時には事前に合意された事柄から発言の内容が変わるなど話が想定しない方向に飛ぶこともあります。そのような際には、各プロジェクトの関係者のみならず、様々な人のもとに足を運び、意見交換をすることで、状況の変化を把握し、関係者との意見の擦り合わせを行っています。

駐在員として大切なこと

タイ人は基本的にマイペンライ(タイ語で「大丈夫」、「なんとかなるだろう」という意味)の精神で心にゆとりを持って生活しています。そのため、日本人の感覚からすると、時間にルーズであったり、仕事が少しいい加減であったりして、なかなか話が進まなかったり纏まらない場面もあります。しかし、「郷に入っては郷に従え」という気持ちで、タイ人やその他周辺国の方の文化や価値観を重んじるようにしています。

オフの過ごし方

オフの日はタイ国内や周辺国(カンボジア、シンガポール、ネパール、ミャンマーなど)に旅行に行っています。その他にはムエタイのレッスンやプールで泳ぐなど運動をしたり、現地の友人と遊びに出掛けています。また、旅行者や出張者の案内をすることも多々あります。

今後の目標

入行時は、発電所や鉄道などのインフラ開発案件に携わり、プロジェクトファイナンスなど高度なファイナンス手法を用いたプロジェクトに携わりたいと考えていました。今は駐在員として、インフラ開発案件を含む様々な案件の組成をサポートする立場として関わっていますが、将来的には融資担当部においてインフラ開発案件を主体的に進めていきたいと考えています。また、その他にも出資業務に携わり、長期のリスクマネーをアレンジすることで、日本企業のさらなる海外進出をサポートしたいと考えています。

(注)RM:ビジネスパートナー間に良好で長期的な関係を構築するためのビジネス戦略手法

HANOI
HANOI
美山 博昭 2008年入行 ハノイ駐在員事務所

現在の業務について

現地の新聞記事や現地に進出している日系企業などから、ベトナムの政治経済やインフラなどに関するセクター情報を収集することに加え、新規融資案件に参画する現地企業業績及び経営状態に関する情報収集を行い、本店に発信しています。その他、ベトナム国営企業・関係省庁との関係維持・強化に取り組んでいます。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

近年、経済が好調で有望投資先として注目を集めるベトナムは、日系企業による新規進出や事業拡大が盛んです。JBICの使命は、公的ステータスを活かして、ファイナンス面からそうした日本企業のビジネスチャンス獲得を支援することにあります。ベトナム政府や国営企業との意見交換・対話する機会をこれまで以上に増やし、これまでリスクが高く取り組むことが難しかった案件にも、ベトナム側とより協力関係を深めることにより実現したいと思っています。こうした点は、ASEAN諸国の中ではまだ後発国であるものの、好調な経済環境を維持し、潜在的な成長力を持つベトナムにおいて発揮できるJBICならではの役割だと思いますし、駐在員としてもやりがいのある点です。

駐在員としての苦労

ベトナムは歴史的な背景から、非常に面子を重視し、交渉に時間をかける文化を持つ国です。日本人には理解しづらい考え方やロジックでベトナム政府や国営企業内で物事が進んでしまうことも多く、本店とベトナム側の間の板挟み状態になることがあり、苦労することがあります。その際には、まずは自分がベトナムの歴史や文化を自分なりに勉強して、ベトナム人の行動原理を本店の担当部署の方々に理解してもらうように努めています。もちろん、ベトナム側の言い分ばかりも聞いていられませんので、JBICの譲れない点ははっきり伝えながら、色々考えを巡らせてどういう方法であれば、日本側もベトナム側もともに納得ができる形で物事が進められるのかを見出すようにしています。

オフの過ごし方

人気のあるレストランに家族と食べ歩きに行ったりしています。同じベトナム料理でも店ごとに少し味が違って、比較すると楽しいです。長い連休には、可能な範囲で家族とベトナム国内を旅行するようにしています。

今後の目標

日本企業によるベトナム市場への期待は非常に高いものがあると思います。JBIC職員として、そうした日本企業やベトナム側の関係者と膝を突き合わせて、日本企業の事業展開及びベトナムの経済発展に少しでも役に立ちたいと思います。

JAKARTA
JAKARTA
堤 昌貴 2000年入行 ジャカルタ駐在員事務所

現在の業務について

インドネシアにおける、新規・既往プロジェクトに係る本店業務サポート、関係省庁・在外公館・現地日本企業・地場企業などとの関係維持・構築、加えて事務所経費管理、現地傭員等の労務管理など、多岐にわたります。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

【やりがい】
これまでは本店から各国の政府関係機関や日本企業・地場企業の動向をフォローしてきました。出張や交渉などアジアを中心とした海外に赴く機会は多かったですが、それでもなお日本から見た景色に囚われていた自分がいたことに気付かされました。至極当然ですが、世界は日本を中心に回っているわけではないことを改めて実感しましたし、ASEANの盟主であるインドネシアにおいて、ASEAN諸国を中心とした政治経済動向がよりリアルに感じられるのは刺激的でした。
日本企業はインドネシアに多数進出しており動きは活発です。長きにわたり優れた人材が派遣されてきた、歴史ある重要なビジネス拠点と理解しています。そのような環境の中で仕事を進めるためには、自らの価値を継続的に高める必要があり、日々の精進が不可欠です。自分を磨く観点からもやりがいのある環境だと思います。また、一般的に、欧米のように高い専門性が要求される成熟した市場と比べて、高い経済成長を続けるインドネシアをはじめとしたASEAN諸国は、若手ビジネスマンであってもカウンターパートとともに成長できる余地のある、魅力的なフィールドだと思います。

【使命】
JBICはインドネシアに対して電力セクターをはじめとして多額の債権残高を有しており、JBICの動向が同国政府や関係機関などに与えるインパクトは自身の想像以上に大きいです。また日尼関係は1958年の日尼国交回復以来昨年で60周年を迎え、当事務所は1977年に旧・日本輸出入銀行時代に開設以来約40年の歴史があります。先輩諸氏のご活躍によりJBICは高いプレゼンスを築き上げており、日尼官民双方からの期待も高いため、微力ながら、さらなる日尼のWin-Winの関係構築に貢献していきたいと思っています。

【強み】
インドネシアにおいて大きなプレゼンスを持つJBICの立場を活かして、通常はコンタクトが困難な政府関係者や要人にアクセスし、様々な課題を協議し、ときに提言できること。先輩諸氏が築きあげてきた礎にあぐらをかくだけではなく、様々な分野で積極的に良好な関係を構築していきたいです。

駐在員としての苦労

新規・既往プロジェクトに関する業務のみならず、事務所の維持管理(経費管理・労務管理)に頭を悩ませることが多く、基本的に毎日毎日が勝負。本店担当者・駐在員・ローカルスタッフなど周囲の助力も得ながら、限られた時間の中で日々大小の壁にもがき苦しみ、ベターな解決を導いていると信じたいです。
昨年10月にバリ島で開催された世銀IMF年次総会における各国関係機関とのロジでは、事前準備段階から本店との調整を行い、開催期間中は首席のリーダーシップのもと、事務所総動員で現地情報の収集やアポイントメントに奔走しました。特に今回は事務所から離れた遠隔地での開催であったため、情報の共有漏れがないよう、本店・現地・事務所が相互に連携しつつ対処するように心掛けました。

オフの過ごし方

街に出て、体を壊さない程度に食べ歩きをしています。また、日本と同じく、ときに荒々しいが豊かな自然のある島嶼国であり、各地域で文化も異なります。広大な国ですが、できるだけ多くの地域に足を運びたいと思っています。昨年8月に開催されたアジア競技大会で、事務所近辺の競技場において日本代表団を応援したことは良い思い出になりました。

今後の目標

自らの付加価値を継続的に高め、JBICのプレゼンスを維持・向上しつつも新たな分野でのネットワークを展開し、日尼両国関係のさらなる発展に貢献できるよう、使命感を持って日々の業務に取り組みたいです。

MANILA
MANILA
宮原 綾子 2012年入行 マニラ駐在員事務所

現在の業務について

駐在員の業務は多岐にわたります。フィリピン政府や関係機関との関係構築(Relationship Management)を行い情報網の強化を図り、案件組成・既往案件管理に必要な情報収集・分析・発信を行う傍ら、事務所運営に必要な経費業務やローカルスタッフの労務管理なども行います。さながら一つの会社を運営しているイメージです。 また、マニラ事務所の主要業務の一つとして、ADB(アジア開発銀行)の動向フォロー・関係維持といったミッションもあります。JBICは日本の政策金融機関として世界の政治・経済の変化を踏まえた対応が求められており、昨今注目を集めるインド太平洋地域においては、同地域をまさに主たる活動領域とするADBとの連携がますます重要になってきています。案件形成における適切なリスク・アロケーションやアジア各国の動向などについてADBと意見交換を行い、情報収集・発信することもマニラ事務所の重要な役割の一つです。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

駐在員事務所の人員規模は大きくはないため、駐在員の業務には大きな裁量と責任が伴います。例えば、フィリピン政府関係者から直接私宛てに「JBICではこういった案件は対応できるか?」といった問い合わせが来ることもあります。もちろん本店や関係部署と連携して対応することが重要ですが、先ずはJBICの顔として先方の要望を汲み取り初期対応を適切に行う必要があります。JBICの業務を幅広く本理解しアウトプットする必要があるため、非常に重責を感じる面もありますが、一方でやりがいと面白みを感じています。 また、足元の金融情勢を見ると、世界経済の不透明感や米国の金利引き上げなどにより新興国での調達市場もタイトな状況となってきており、日本企業にとっても盤石といえる調達環境ではありません。海外にいると、日本企業とのやり取りがより綿密となり、日本企業にとって必要な支援が何かという点をより肌で感じることができます。JBICの持つ競争力がいかに日本企業の海外進出のサポートとなり得るか、JBICの「使命」と「強み」をより強く現場で感じることができる点が、駐在の面白さだと思います。

駐在員としての苦労

フィリピンではメールをしても返事がない、電話で伝言を残しても連絡がない、といったこともしばしばです。日本だと当たり前の様に思えることも、海外では(特にフィリピンでは)、スムーズにいかない場面が多々あります。 2018年8月、JBICはフィリピン政府との間でフィリピンのインフラ開発における戦略的協力関係強化にかかる覚書を締結しました。調印のぎりぎりまで必要資料や情報を揃えるために汗を流しましたが、現地政府側と綿密に連絡を取り合った結果、無事に覚書締結が実現できたことはとても印象に残っています。

駐在員として大切なこと

出張で訪れる以上にその国で生活し仕事をするということは、見えてくるものが違うと感じます。フィリピンは、人口1億人を超え、人口ボーナスの恩恵を受け成長を続ける国の一つです。個人消費が内需をけん引し、サービス業が圧倒的なシェアを占めるフィリピン市場に商機を求め、既存の組織や産業の枠を越えて、技術と人材、データと現場の新たなマッチングなどを通じたオープン・イノベーションに新たな活路を見出さんとする企業も徐々に進出し始めています。こうした環境の変化を現地でタイムリーかつ適切に捉え、柔軟な発想を以て案件を模索していくことが駐在員として仕事をする上で大切なのではと考えています。

オフの過ごし方

駐在生活は体が鈍りがちなので、友人とダイビングやトレッキングに行ったり、体を動かすようにしています。 また、ゴミ山があるパヤタス地区を訪れるスタディツアーに参加したり、第二次世界大戦の傷跡を残す遺跡を訪れたりと、フィリピンの社会・歴史的側面を知ることも心掛けています。

今後の目標

刻一刻とJBICを取り巻く環境が変化する中、日々学び続ける姿勢を大切にし、他方で大局観的に物事を捉え適切な判断ができる人になっていきたいと思っています。過去、出融資業務を担う部署を経験してきましたが、海外で様々な企業と話をすることを通じて、企業のサポートをするからには、ファイナンス知識のみならず組織の在り方を理解することがとても大切だと感じるようになりました。海外の様々なステークホルダーとのやり取りなどを通じて多面的に物事を捉える力を養い、今後の業務に活かしていきたいと思っています。

SINGAPORE
SINGAPORE
山崎 淳 2014年入行 シンガポール駐在員事務所

現在の業務について

シンガポール駐在員事務所では、シンガポールとその隣国マレーシアに加えて、豪州やニュージーランドを含むオセアニア地域、バングラデシュ、台湾などを管轄している他、アジア大洋州地域の統括拠点として域内の地域横断的なテーマも管轄しています。現在の駐在員としての業務は、管轄国における政治経済情勢、各国の政策方針、各産業セクター動向、個別プロジェクト進捗などに関する調査・情報収集や、相手国政府や現地関係者とのRM(注)を通じた案件形成、そして事務所運営にあたり日常的に発生する調達手続きや経費・予算管理などを幅広く担当しています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

駐在員業務の面白みとして、個別プロジェクトを推進する立場である出融資担当部とは異なり、管轄国の政治・経済・産業全体を俯瞰する立場として、セクターを超えた様々な事象同士のつながりやストーリーを意識しながら仕事ができるという点が挙げられると思います。 例えば、近年著しい経済発展を続けるバングラデシュでは、更なる経済発展に向けて国内電力不足の解消が喫緊の課題として認識されていますが、これまで頼みの綱であった国産天然ガスの枯渇という問題に直面し、同国政府は海外からのLNG(液化天然ガス)輸入に大きく舵を切り、その結果として目下、LNG輸入に関係するインフラプロジェクトが続々と計画されている状況です。同国を管轄する駐在員として、国全体が直面する難題に真摯に真正面から立ち向かっている同国政府の方々との対話は緊張感あるものではありますが、直接の意見交換を通じて相手方の考えにも触れることでき、こうしたダイナミックな動きを肌で感じながら仕事ができることは駐在員業務の醍醐味の一つと感じています。 JBICの強みとして、日本の政策金融機関という立場であるがゆえの現地政府との距離の近さが挙げられると思います。個別プロジェクトに限らず、同国が抱える課題や政策の方向性、時には政策遂行にあたっての悩みなど、管轄国の政府関係者から生の声を直接聞けることは、その国の現状を深く理解する上で大変有意だと感じています。その上で、相手国政府との距離が近ければ近い分だけJBICへの期待も大きく、どうにかして日本と相手国をつなげるような役割ができないかと使命を実感するシーンも多いです。

駐在員として大切なこと

やはり「実際に自分の目で見て、自分で足を運んで、現地の関係者と直接話す」ということが重要だと考えています。百聞は一見に如かずで、日々流れるニュースやレポートの字面を目で追うだけでは、本当は“生きた情報”なのにも関わらず非常に簡素なものに見えてしまうことがあり、実際に現地に赴いて関係者と直接話して初めて、そういった情報が急に色付いて見えることがしばしばあります。可能な限り現地に赴き、現地関係者と直接の対話の機会を増やし、そうした機会を通じてこれまで見えていなかった新たな世界を知り、その上でさらにJBICとして何ができるか考える、そういった流れを常に意識していきたいと考えています。

オフの過ごし方

休日は基本的に家族と出掛けたり、こちらで知り合った仲間と運動したりして過ごしています。シンガポールはアジア各国への距離も比較的近いので、長期休暇や有給休暇を利用して家族で周辺国に旅行したりもしています。

今後の目標

これまでの駐在期間を通じて、多くの各国政府関係者、現地日系企業、現地企業の方々と対話する機会に恵まれてきましたが、相手の状況やニーズに寄り添った具体的かつ効果的なアイディアを提供することの難しさを痛感しています。今後は、相手方が直面する課題に対してJBICとして具体的なソリューションを提案できる存在を目指すべく、ファイナンス面での専門性だけでなく、幅広い分野の知見や経験を蓄えていきたいと考えています。

(注)RM:ビジネスパートナー間に良好で長期的な関係を構築するためのビジネス戦略手法

NEW DELHI
NEW DELHI
藤井 達也 2017年入行 ニューデリー駐在員事務所

現在の業務について

ニューデリー駐在員事務所ではインドを中心とした南アジア諸国を管轄しています。その中で、政府機関や民間企業との対話を通じた現地ニーズの確認、新興国特有の法規制変更など、現地にいるからこそ得られる情報を踏まえた上で、案件発掘・調査などを行っています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

JBICの強みである政府機関や現地民間企業などとの多様なネットワークを駆使して、日本の力を使ってどのような支援ができるか、JBICとして何ができるかなどを関係者と協議する際にやりがいを感じるとともにJBICの使命を実感します。また、目まぐるしく変化する日常や全く異なる商習慣などに触れるたびに、面白みを感じています。

駐在員としての苦労

インドは良くも悪くも官僚主義なところがあり、多くのプロセスにおいて時間を要します。そのため、手続きが進まず苦労をすることがよくあります。しかし、インド人のプロセスやインド商業文化を学び、彼らの心を理解してビジネスを行うことが大切であると自分に言い聞かせ、「現地化」するよう心掛けています。

駐在員として大切なこと

知識や文化的背景が異なるため、相手の意見や考えをまずは聞き入れ、自分の意見を説明する際には、関係者に対して何事も根気よく行うようにしています。また、海外で働くと、自分の知らないことが多いため、分からないことは素直に色々な人に聞くようにしています。

オフの過ごし方

週末はサッカーやソフトボールを行い、体を動かすようにしています。また、せっかくの機会なので、インド各地を旅行するようにしています。インドは雪山から砂漠まで東西南北に様々な気候が広がっているため、行ってみたい所が山ほどあります。

今後の目標

地の利を生かして、国のことを理解し、その国に根付いて、様々な関係者と会いJBICのプレゼンスを高めることが駐在生活での目標です。力強い経済成長の下、着実にインドへ進出する日本企業の数が増えてきている中、私自身が理系出身ということもあってか、日本企業のものづくりを積極的に支援していきたいです。

02.Europe,the Middle East and Africa
MOSCOW
MOSCOW
今井 憲 2002年入行 モスクワ駐在員事務所

現在の業務について

駐在員事務所の業務は、管轄地域に出張し、管轄国政府、企業などとのRM(注)、案件形成を行う他、管轄国の政治経済情勢に係る情報収集、本店などからの出張への対応及び事務所運営と多岐にわたります。具体的に事務所が所在するロシア連邦を例に取れば、ロシア政府やロシアのエネルギー企業・金融機関などといったロシア企業にJBICの業務の説明をしたり、ロシア企業及びロシアに進出している日本企業とロシア向け案件についてどのようにすればBankableな案件になるか協議をしたりしています。ロシアの政治経済情勢に係る情報収集として、当地新聞、当地の政治経済専門家へのヒアリング、官公庁との面談などを行い、発信しています。また、役員を含め本店から出張の際には、出張が成功裏に進むよう、出張目的、求められる成果を本店と協議した上で、大臣や企業の経営陣などとの面談を含む出張の細部を本店や面談先と協力して準備します。最後に事務所運営については、事務所スタッフのマネジメント、経費管理及び監督官庁であるロシア中央銀行との折衝を定期的に実施しています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

駐在員の一番の醍醐味は常に現場に居られることかと思います。管轄国の政府、企業がまずコンタクトを取るのは駐在員事務所です。そのため、先方の話のポイントを把握し、先方に対する回答を的確にすることが求められるところ、JBICの業務、他国の事例などについて幅広い知識が求められます。特にロシアは欧米の対露経済制裁下、日本への期待は高く、日本企業にとってビジネスチャンスである一方で、ファイナンスについては左記制裁を背景に保守的な対応になりがちな状況にあります。JBICは日本の政策金融機関として日本政府の方針を踏まえ、コンプライアンスをレビューした上でできることを実施しており、ロシア向けの取組みはJBIC業務の中でもチャレンジングな取組みが多いことが特徴です。これこそJBICの政策金融機関としての使命であり、海外ネットワークを背景とする情報収集能力、政府系機関として日本政府及び他国政府と密接に対応できる実行力という強みが発揮されている実例と感じています。

駐在員として大切なこと

仕事を誠実に行い、相手からの信頼を得ることを第一に考えています。JBICとしてできること、できないこと、駐在員としてできること、できないことがありますが、自身の考え方をしっかりと持ち、相手に説明した上で相手の主張を聞き、相手と一緒に次のステップについて考えるようにして仕事をしています。

オフの過ごし方

オフはモスクワ市内の公園で子供と散歩したり、遊んだりしています。モスクワ市内には公園が多く、また一つひとつの公園が非常に大きいので飽きることなく楽しめます。また、モスクワには多くの美術館や劇場があり、絵画鑑賞、バレエやオペラを見る機会にも恵まれているので、時間がある時には足を運んでいます。

今後の目標

JBICに入行する時から漠然と国益に資する仕事がしたいと思っていました。駐在員としてロシアに赴任し、ロシアの持つ資源、マーケット、立地といった特徴、安全保障を含む日露両国の相互協力の潜在性を実感しており、また足元の両国首脳主導による日露関係の進展を最前線で感じている中、今後も日本の国益を考えつつ、日露の経済関係の強化の一助となりたいと思っています。

(注)RM:ビジネスパートナー間に良好で長期的な関係を構築するためのビジネス戦略手法

LONDON
LONDON
渡邉 麻 2011年入行 ロンドン駐在員事務所

現在の業務について

ロンドン事務所は、英国、アイルランド、アイスランド、イスラエル及びアフリカの英語・ポルトガル語圏の国を管轄しており、駐在員の仕事はこれらの国における既存出融資案件に関する出融資担当部へのサポート、新規案件発掘、現地政府や企業とのRM(注)、政治経済情報の収集など多岐にわたります。
一方で、事務所の管理・運営業務全般も担当しています。事務所の経費関連業務、出張手配、現地職員の採用業務や労務管理などを通じて、小規模ながらオフィスの運営全般に携わっています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

JBICの職員として仕事をしていると、現地企業、現地政府や地方自治体、日系企業と様々な組織の方と会うことができます。「日本企業の輸出と投資を支援すること」を軸に現地政府や現地企業と話をすると、JBIC、日本政府、日本企業がそれぞれ現地で勝ち取ってきた信頼やレピュテーションが武器となっていることを強く感じます。
JBICの職員として、政府と民間の間をつなぐ存在であるJBICの立ち位置を活かし、謙虚かつ誠実に、JBICの可能性を探りながら、現場の最前線で現地政府、現地企業、日本企業と話ができることに、やりがいと面白みを感じています。

駐在員としての苦労

駐在員は、英語では「Representative」です。外部の人と会うときには、常に自分が会社の代表だと思われていることを意識しています。特に駐在員が会う顧客は、「初めてJBICの職員に会う」という方も多いためです。
入行後は3年間出融資担当部に所属していたため、顧客対応経験はありましたが、当時は自分の担当案件に関する顧客との対応が主でした。駐在員として顧客や関係者に会うときは、全てのセクターのことを把握し、全ての金融種類について理解し、ときにはJBIC自体の資金調達に関する知識や、新たな金融ニーズに関するディスカッションにも対応できるようにしておかなければなりません。
日々減ることのない事務所の管理・運営業務を行いながら、新しい分野の勉強をする時間を確保するのは大変でしたが、常にアンテナを張りながら新しい知識を吸収するよう努めるとともに、事務所の管理・運営業務の効率化(分業性の徹底、チェックリスト作成を通じたタスクの一般化など)を図って時間を確保しました。

駐在員として大切なこと

謙虚かつ誠実な態度で顧客に接することと、「相手が分かってくれる」という思い込みを捨て、丁寧に話をすることです。英国の地方自治体やアフリカの政府・企業など、JBICのことを全く知らなかったり、初めての接触だったりする相手に対して、自分の説明しやすい方法・言葉で説明するのは楽ですが、相手にどう伝えれば上手く伝わるか、「刺さる」か、ということを会話の中で探りながら、自分なりのキーワードを決めて、説明するように心掛けています。

今後の目標

金融ニーズのトレンドが、伝統的なコーポレートファイナンスからオフ・バランスのプロジェクト・ファイナンスへ徐々に移ったように、現在エクイティへのニーズの高まりとその将来的な可能性を感じています。
ビジネスのフィールドとなる現地のニーズと日本企業のニーズが上手く重なるところを自ら見つけ、そこにぴったりはまるファイナンスを、出融資問わず、市場のニーズや現地の制度に合わせて能動的に提案できるようになることが、現在の私の目標です。

(注)RM:ビジネスパートナー間に良好で長期的な関係を構築するためのビジネス戦略手法

PARIS
PARIS
渡邉 拓也 2009年入行 パリ駐在員事務所

現在の業務について

担当諸国の情報収集、政府・地場企業との関係構築(RM(注))、事務所の維持・運営といった業務を中心に日々仕事をしています。情報収集、RMを行うには、実際に足を運び、自分の目で見聞きすることにしています。パリ駐在員事務所は、カバーしている地域が欧州大陸側諸国、トルコ、フランス語圏、アフリカ諸国と非常に多岐にわたっており、全く違った知識や視点が求められるため日々勉強ですが、月に1、2回の出張では、現地に進出している日本企業、現地政府、地場企業などと面談して現地のニーズをヒアリングしています。
また、事務所の管理運営もとても重要な仕事です。一緒に働いてくれる現地スタッフの労務管理や事務所の契約管理なども行っており、東京にいる間は隣の部署の仕事だったものも自ら対応していく必要があります。こうした仕事は手がかかる面もありますが、会社の業務全体を一段深く理解することにつながっていると感じています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

出融資の業務からは離れてしまう一方で、プロジェクトに縛られないだけにセクターに縛られず、広い視点を持って仕事ができるところが面白いと感じています。JBICも時代の流れや顧客のニーズに応じて、柔軟に変化していくことが求められています。現場に一番近い駐在員である自分が情報に触れつつ、どのような取組みをすべきか考えて東京に発信していく、難しいですがやりがいのある仕事です。

駐在員としての苦労

多種多様なパリ駐在員事務所の仕事の中には、パリクラブという外国政府向け債権に関する債権国会合に出席するという仕事もあります。この会合では、国際機関からの債務国の経済情勢のレポートや債権のリストラに向けた意見交換、協議などが行われるのですが、参加経験が長い担当者も多いため、暗黙の了解、当然の前提が数多くあります。これまでの業務では政府向け案件の経験があまりなかったことに加え、同時通訳は入るものの、フランス語と英語が飛び交う国際会議のような環境も初めてで、当初は全く内容が理解できずに苦戦しました。 議論が理解できないのは、言葉の問題もありますが、結局は予備知識をきちんと整理できていないことに起因していました。これを克服するべく、都度関連する事柄を勉強し、周辺の知識を強化していくことで、半年程ようやく議論についていくことができるようになりました。

オフの過ごし方

パリからはフランス国内はもとより欧州各国に日本の国内旅行の感覚で旅行することができるので、積極的に出掛けるようにしています。土地ごとに文化にも料理にも多様性があり、飽きることがありません。欧州では、格安航空会社のフライトが充実しており、土日だけでも主要都市であれば旅行に行くことができますが、以前、鉄道セクターを担当していた縁もあり、欧州の鉄道の旅に楽しさを感じています。

今後の目標

パリに赴任して1年未満と日が浅く、ようやく業務に対する理解が深まり、より踏み込んだ仕事に取り組めるところに辿りついたと感じています。これからはTICADもあり、アフリカにどう取り組んでいくかがJBICにとっても1つの焦点になっていますので、その文脈の中で具体的なプロジェクトの実現に貢献することを1つの目標に頑張っていきたいと考えています。

(注)RM:ビジネスパートナー間に良好で長期的な関係を構築するためのビジネス戦略手法

DUBAI
DUBAI
中田 悠治 2010年入行 ドバイ駐在員事務所

現在の業務について

現在の仕事は、中東全域の政府・政府系機関や取引先とのRM(注)、中東全域のリサーチ、事務所の事務運営と幅広い業務を担当しています。出融資案件については、事務所では案件組成のサポートをし、実際の案件として進められる状況になったら本店チームにバトンタッチするような役割分担をしています。 ドバイ事務所は、東はパキスタン、西はエジプトにわたる16カ国をカバーしており、電力や資源案件を中心に本行への融資期待のある案件もとても多くあります。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

事務所のカバー国が多く案件も多くあることから、周辺国への出張の機会も多く、様々な国の政府関係者や取引先の方と仕事をする機会があります。中東、と一言で言っても人種や文化も様々で国によってビジネスの進め方は異なりますが、日本に親しみと期待を持っていただいている方がとても多く、JBICとして何ができるか、を意識して仕事をすることができる環境に面白みを感じます。また、中東は油を算出するがゆえに、周辺諸国の力関係の影響を受けやすく、地政学的な変動に影響を受けますが、その中でも中立的な立場で各国と信頼関係を築いている日本への期待を強く感じています。
また、産油国から産業の多角化を図る各国からの日本企業の技術力への期待も高く、うまく橋渡しをできればと思っています。

駐在員としての苦労

業界の知識を身につけることに苦労しました。中東諸国はそれぞれ独自の歴史や文化的背景が成り立っており、その背景を知らなくしてはなかなか相手の理解を得ることができません。また、融資しているプロジェクトも石油、LNG、石油精製・石油化学、発電(太陽光発電や風力、ガス火力)、交通と多岐にわたっており、各セクターの知識を身につけるのも一苦労です。今後はアラビア語を習得し、現地の方々とのコミュニケーションができるようにしたいです。

オフの過ごし方

普段お会いする各国政府の方や日本の取引先の方だけでなく、JBICの本店の職員も「顧客」と考え、仕事を行うようにしています。取引先の方に言われて印象に残っているのが、「日本人は特定のアジェンダがないと会議にすら出てこない。お互いに意見交換をしてアイデアを出しあえば話が進む」ということです。政府関係者や取引先の方にJBICを分かってもらい、仕事の種を発掘していくのはもとより、JBICの本店の職員にも中東をよく知り、好きになってもらい、ファンになってもらうことで、案件の芽が出てくると考えています。

今後の目標

自分が案件の「種」の段階から関与して、日本企業のためになる案件組成をしていきたいです。そのためにはこの地域のことをよく知り、各国政府の方や取引先のニーズを深く知ることが大切だと思っています。
もう一つは中東地政学の専門家になること。歴史や宗教、文化的な背景をよく知った上で、日々目まぐるしく動く中東の地政学の知見を深めたいです。「中東のことなら私に聞いてくれ!」と言えるよう頑張っていきたいです。

(注)RM:ビジネスパートナー間に良好で長期的な関係を構築するためのビジネス戦略手法

03.the Americas
NEW YORK
NEW YORK
森本 悠 2013年入行 ニューヨーク駐在員事務所

現在の業務について

JBICの行う融資取引などに関連したRM(注)、情報収集及び事務所運営業務を行っています。RM先はNYに拠点を持つ日系企業などに加えて、管轄するアンデス地域各国の省庁や企業も対象です。事務所運営に関しては、ローカルスタッフとともに、経費取引や予算、動産備品管理などを担当しています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

取引先と上手くコミュニケーションを取り、本店の出融資担当部の有する課題の解決に結びつけることができると仕事の面白みを感じます。出張で管轄国に行くと、JBICの融資したプロジェクトの進捗状況を教えてもらったり、昔JBICを担当していた、というような関係者が話をしてくれることがありますが、駐在員として、同国との長きにわたる関係性を維持する使命を感じます。

駐在員としての苦労

担当国の政権交代後、JBICの担当者が短期間に何度も入れ替わり、手続きが滞ってしまった時期がありました。その都度、相手の信頼を得ることに苦労しましたが、直接現地に赴いたり、大使館など関係機関のサポートを頂きながら、少しずつ通常のコミュニケーションを取ることで、仕事を円滑に進めることができるようになりました。

駐在員として大切なこと

駐在員は、本店の出融資担当部よりもさらに「前線(=現場の顧客に近い立場)」にいます。まだまだ実践ができないことが多々ありますが、保守的にならずに、より顧客と一緒に案件を組成できる方法を考えることを心掛けています。 また、JBIC内部でも、出融資担当部との直接のコミュニケーションを取ることを大切にしています。

オフの過ごし方

友人との旅行、ミュージカル鑑賞などをしています。一口に米国と言っても、東から西への移動に6時間、時差も3時間ある、広大な国です。 まだまだ見どころはたくさんあると思っています。

今後の目標

駐在員でいる間に、担当国での案件形成に繋げられるよう、自分でも勉強しながら、積極的にアプローチを行っていきたいです。

(注)RM:ビジネスパートナー間に良好で長期的な関係を構築するためのビジネス戦略手法

WASHINGTON
WASHINGTON
小林 祐馬(最右手) 2008年入行 ワシントン駐在員事務所

現在の業務について

ワシントンには、世界各国で政策立案に従事する方や世界中の専門家が在籍するシンクタンク、コンサルタント会社などが多数存在するため、本行経営陣に対するインプットを目的とすべく、それらを通じた地政学的な情報収集(インテリジェンス)業務、及び駐在員事務所の運営・管理業務を主に行っています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

インテリジェンス業務を実施するにあたって、当地にいるとアメリカだけではなく様々な国の専門家がいるため、一つのイベントであっても様々な観点からの情報収集が可能であり、結果として、多面的で、且つ深い分析を行うことが可能であるところに面白みを感じます。
日本の政策金融機関というステータスを活かし、情報収集にあたって、シンクタンク・コンサルタントに限らず、米国政府・ホワイトハウスなど多様な情報源にアクセスできることに「強み」を感じています。

駐在員としての苦労

本店経営陣が来訪する際のアメリカ政府高官とのアポイントメント取得は毎回苦労しますが、事務所が構築してきた人的ネットワークを活かしながらアポイントメント取得を行っています。その際には、本店の経営陣・職員が、経営課題、融資案件推進にあたって何を欲しているのかを常に意識しながら仕事をするようにしています。

今後の目標

駐在期間中に、できる限りワシントンでの人脈を広げるとともに、現在行っているインテリジェンス業務のアウトプットの質を高めていくことが目標です。

BUENOS AIRES
BUENOS AIRES
後藤 弘彰(前列右から2人目) 2016年入行 ブエノスアイレス駐在員事務所

現在の業務について

政府関係機関や当地企業とのRMなどを通じて日本とアルゼンチンのビジネスを繋ぐ仕事に加えて、ブエノスアイレス駐在員事務所のIT機器管理や経費処理といった運営・管理に関わる業務を主に行っています。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

JBICの使命でもあり強みでもあるG to G(政府対政府)の役割を正面から実感できるところに面白みを感じます。本店で業務をしている時以上に、相手国政府関係者とのface-to-faceで対話する機会が多くなったと感じています。また、当地ビジネス発展に貢献されている本邦企業の方々との交流も駐在員の仕事の魅力です。

駐在員として大切なこと

JBIC代表としての振舞いです。駐在員事務所では担当業務も増えるため、一人で顧客対応や面談に出ることがあります。駐在員の”Representative”として、自分の一挙手一投足が相手に与える印象も重みが増します。今まで以上に人として恥ずかしくない対応を取ることを大切にしています。

オフの過ごし方

アルゼンチンは公園などの公共スペースが充実している他、飲食店が夜遅くまで営業しています。そのような背景から日中は体を動かして頭をスッキリさせて、夜はカフェなどで読書をしたり現地でできた友人とワインバーを巡ったりするなどリラックスして過ごしています。

今後の目標

現地のニーズを汲み、現地発信の案件組成に貢献できる駐在員になることが目標です。また、管轄地域における各国の国民性や文化の違いを自分の言葉で説明できるようになることです。

MEXICO CITY
MEXICO CITY
國方 健太郎 2016年入行 メキシコシティー駐在員事務所

現在の業務について

メキシコ及び中米各国(含キューバ)における政治経済情報や本邦企業の進出可能性についての情報発信及び政府関係者との関係構築、案件承諾に向けた調整業務などに加えて、事務所の管理業務に取り組んでいます。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

駐在員は現場の近くにいる存在であり、やはりそこに面白みがあると考えています。担当国の政治経済状況がリアルタイムに入ってきますし、当地で現地の人々や在留邦人から入ってくる生の情報を扱えることが面白みであり、駐在員の存在意義と考えています。日本企業の海外展開支援を通じた対象国経済、社会への貢献というのも重要な使命であり、JBICのこれまでの世界各国での実績や蓄積されている知見がその実現に向けた強みになっていると感じます。

駐在員としての苦労

本店などと異なり、他分野にわたる広い知識が求められる局面があることです。駐在員として現地政府関係者、本邦企業の方と話をする際には、製造業、資源、社会インフラなどの分野を問わず意見交換をする場面が多く、日頃からアンテナを高く張り、情報の引き出しを多く持つことの必要性を感じています。

オフの過ごし方

メキシコシティーにはアステカやテオティワカンなどの遺跡、スペイン支配時代の建造物など多くの見所があり、街を散歩しながらそのような史跡に足を運んでいます。またサッカーも盛んであり、週末はスタジアムに観戦に出掛けることもあります。

今後の目標

このテーマについては國方に教えてもらおう、國方に聞けば詳しい、というのを行外の人との間でも作りたいと考えています。そしてひいては当地政府・企業関係の方と本邦企業を結び合わせることにつなげたいと考えています。

RIO DE JANEIRO
RIO DE JANEIRO
片山 周一 2013年入行 リオデジャネイロ駐在員事務所

現在の業務について

ブラジルで事業を展開している日本企業やブラジル企業・政府関係者へのJBICの業務・取組みの紹介や本店への橋渡しに加えて、ブラジル国内の政治・経済に係る情報収集と本店への発信を主に行っております。そのために、ブラジル国内の弁護士事務所やコンサルティングファームなどと協働して行う特定テーマを対象とした調査を行うのみならず、出張者対応や事務所のアドミニストレーション業務(物品購入・管理、経費・出納管理、契約管理、ローカルスタッフの人事・労務管理など)といった様々な業務に取り組んでいます。

駐在員としてのやりがいとJBICの「使命」「強み」

当事務所の日本人スタッフは上司と自身の二人しかいないため、一人でミーティングに出席することも多く、JBICのRepresentativeとしての発言を求められるのは責任を感じる一方でやりがいを感じます。ブラジル企業の方々はもちろん、現地の日本企業においても、必ずしもJBICについて詳しく知っているわけではないことが多く、案件の初期段階から他社の方々と二人三脚で案件組成や課題解決に向けてアイデアを練るときや、何か役に立てることがないか(本店から離れているため)より自由な発想で考えているときが楽しいです。
当事務所が60年以上活動をしているように、日伯共同プロジェクトへの支援をはじめ、JBICのブラジルでの活動は長い歴史を持っています。ある企業の方からは、「我が社のブラジルでの事業展開はJBICと二人三脚で進めてきたといっても過言でない」と言って頂けました。ブラジルの方からは「日本企業によるブラジルでの事業展開は大歓迎であるのに、期待しているほど投資をしてもらえていない。JBICと議論しながら官側・民側の両面で課題を改善していきたい」という言葉も頂きました。このような対話を重ねる中、JBICの先輩たちが築き上げてきたこれまでの取組みの歴史と、官民の間の中立的なポジションは、JBICの「強み」であると改めて感じます。
また、JBICのパフォーマンスについて、日本企業のみならずブラジルの方からの期待も感じており、日本・ブラジル両国にとってwin-winな活動、まさにコーポレートスローガンにもある「日本の力を、世界のために。」活かすことができるよう、国と国との関係づくりに貢献できるような仕事をするのがJBICの「使命」であると、こちらに来て改めて強く感じています。

駐在員として大切なこと

ブラジルの方と仕事をする中で、よく「ブラジルでの生活はどうか?」と聞かれます。「満喫している」と答えると本当に嬉しそうにします。ブラジル人は基本的にアミーゴ文化でフレンドリーですが、仕事においても信頼関係を築くべく、ブラジルで働けていることがエキサイティングであるという気持ち、ブラジルのために貢献したい、という気持ちを積極的に口に出し、行動に表すことを心掛けています。
また、ブラジルに来て驚いたのは、日本に対するイメージがとても良く、日本に対しリスペクトを持って頂いていることです。これは昔、日系移民の方々が、過酷な労働環境下でも粘り強く勤勉に働き、ブラジルで一定の地位を築かれたことによる影響も大きいと思います。日本人の先輩方が築いてきたブラジルでの「ジャパン・ブランド」を損なうわけにはいきませんので、日本人を代表する気持ちで誠実な仕事をしたいと考えています。

今後の目標

ここ数年ブラジル経済が停滞していたこともあり、JBICのブラジル案件向け支援は少し元気がなかったので、ブラジル経済も上向きになりつつある中、本店と協働しながら少しでも案件組成に貢献したいです。
また、駐在期間の間に一つは自分の仕事といえるような、これまでになかった取組みを実現したいと考えています。赴任から一年後のタイミングには具体的にやることを特定できるよう、日々問題意識を持ちながら仕事をしていきたいと思います。