正解のない難題に挑み、若手から幅広い経験を重ね成長できることにやりがい

入行4年目(財務部、総合職)職員のJBICライフとは

OUTLINE

若手のうちから挑戦を重ねられる環境を求め、就職活動では「少人数の組織」を選択の軸の一つに据え、JBICを選んだ大河内怜。その希望どおり、新人時代から数千億円規模の融資案件に携わる機会を得て、確かなやりがいを感じてきたといいます。最初の異動を経て、現在は財務部で資金調達などの戦略策定に従事中。フロントの出融資担当部門、そしてバックオフィスの両方を経験し、その中で見えてきたJBICならではの立ち位置や役割、そこに携わる醍醐味を聞きました。

PERSON

総合職
大河内 怜(2017年入行)
財務・システム部門
財務部 財務課
係員
職務経歴
2017年
産業投資・貿易部 第1ユニット
2019年
財務部 財務課

様々な選択肢を慎重に比較しながら
最適な資金調達の手法を追求する

大学ではミクロ経済学のゼミに所属していました。国の省エネルギー政策を、うまく経済効果にも結び付ける方法はないかと考える中で、公的部門と民間部門とをつなぐ役割に目が向くようになり、進路として「政府系」、「金融」を意識しました。加えて、若いうちから成長の機会が多そうな「少人数の組織」も企業選択の軸に据え、全てに合致するJBICを選びました。

最初に配属された産業投資・貿易部では、主に日本企業の海外M&A支援に携わりました。数千億円規模の案件を担当するなど、想像していた以上に早い段階から責任ある仕事を任され、確かな手応えを感じました。案件を進める過程では、様々な国や業界の経験豊かな方々から、対話を通じて多くを学べることも刺激的でした。

3年目に現在の財務部に異動し、資金調達や資産負債管理(ALM)の戦略策定に関わっています。戦略を立てる上では数ある選択肢のメリット、デメリットを比較し、最適な手法を考える必要がありますが、定まった正解はなく、解が一つとも限りません。その難しさに直面しながらも、若手であっても一職員として、論理立てて自分の意見を示して戦略立案を行い、経営判断にまで上げていくプロセスを経験できることにやりがいを覚えます。

現地通貨建て融資案件の多さも
JBICの特殊な役割を象徴

出融資担当部門とバックオフィスの両方を経験したことで、「世界と日本」、「官と民」の間というJBICの立ち位置がよりはっきりと見えるようになり、他にはない役割を持つJBICの仕事に責任と挑戦のしがいを改めて感じています。産業投資・貿易部で携わった案件の一つに、日本の大手製薬メーカーによる海外M&Aへの融資案件があります。融資検討の段階では、このM&Aが日本政府の戦略に合っているか、国益に沿うかも確認する必要があり、そうした観点は政策金融機関であるJBICならではだと感じました。

財務の面から例を挙げると、JBICの資金調達方法には大きく分けて日本政府からの借入と金融市場における調達の2種類があり、この点も「官と民」の間の立ち位置を示していると言えます。また、現地通貨建ての取引が多いことも、「世界と日本」をつなぐJBICの役割を表すものでしょう。もう一つ、私自身がJBICの独自性を実感した出来事があります。財務部に配属後、知識を深めるため銀行のALMや資金調達に関連する書籍を探しましたが、直接的にJBICの財務戦略の参考となる本は見つかりませんでした。JBICの業務の特殊さを再認識すると同時に、ここでしか経験できないことがあるのだと挑戦意欲がさらに高まりました。自ら能動的に考え学ぶ姿勢を持ち、業務を通して金融知識や国際的な市場慣行への理解を深めています。

今後は、国内外の機関に出向するなど外部の知見にも触れながら、幅広い分野で研鑽を重ね、金融・会計といった複数の分野で高い専門性を備えた人材になることが目標です。その上で、日本企業の多様なニーズに応える従来にない金融商品を提供するなど、JBICの業務に自分なりの付加価値をつけ、これまで自分が得たものを日本企業や社会に還元していきたいと考えています。

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心身の状態を把握できる水泳は
思考をクリアに整える機会にも

幼少期から大学まで水泳に打ち込み、現在も週2回はプールに通い毎回3キロを泳いでいます。水に入った瞬間にその日のコンディションが心身両面でよく分かるため、健康維持にも欠かせない習慣となっています。加えて、泳ぐことで思考がすっきりと整理されるため、仕事が忙しいときこそ水泳の時間を確保するようにしています。

コロナ禍以前から推進されてきたテレワークをはじめ、JBICには、働く時間や場所を選択できる制度が整っています。語学研修制度の充実度も高く、JBICに入るまで海外滞在経験がなかった私も、それらを活用して業務に必要な語学スキルを磨くことができました。皆さんの中でもし、海外経験がないことでJBICを志望することに躊躇を感じている人がいるなら、それは全く気にすることはないと伝えたいですね。若いうちから幅広い経験を重ね成長できるこの環境に、ぜひ飛び込んでほしいと思います。

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