案件の裏側にあるストーリーに迫れるのが広報の仕事の醍醐味

入行15年目(経営企画部、業務職)職員のJBICライフとは

OUTLINE

経営企画部報道課に所属し、広報誌「JBIC Today」の制作に携わる平井美郷。世の中の時流を捉えた特集ページをはじめ、JBICの業務を読者に分かりやすく伝える記事を目指し、構成やストーリーに工夫を凝らしています。これまで複数の部署を経験する中で、業務職であっても、自ら主体的に挑戦する姿勢を持つことでチャンスが与えられ、経験の幅を広げられることを実感してきたといいます。どのような挑戦を重ね、ステップアップを遂げてきたのかを聞きました。

PERSON

業務職
平井 美郷(2006年入行)
企画部門
経営企画部 報道課
副主任
職務経歴
2006年
財務部 経理第1課
2011年
石油・天然ガス部 第1ユニット
2012年
石油・天然ガス部 第3ユニット
2018年
夫の米国留学同行のため退職
2019年
経営企画部 報道課(カムバック制度に基づき復職)

広報誌の制作に注力する中で
JBICの業務の意義をより深く理解

JBICの広報全般やプレスリリースを担う報道課に所属しています。その中でも私が一番注力するのが、広報誌「JBIC Today」の制作です。世の中の時流とJBICの接点を深掘りする特集ページをはじめ、顧客企業の海外展開事例を紹介する「わが社のグローバル展開」、第一線で活躍するJBICのプロフェッショナル職員を取り上げる「プロジェクト最前線」などのコーナーがあり、毎号の企画立案から携わっています。

どうすればJBICの業務が正確に分かりやすく伝わり、なおかつ興味を持って読んでもらえる記事にできるか、常に試行錯誤を続けています。用語一つをとっても、自分たちの“当たり前”が、外部の方々には決してそうではないため、職員としての視点と客観的な視点とを行き来しながら、構成やストーリーに工夫を重ねています。

取材を通して、海外展開に挑む企業の気概や覚悟、案件組成に取り組むJBIC職員の情熱を目の当たりにする場面が多くあります。特に、個々のプロジェクトの裏側にある顧客企業のストーリーや熱い思いに触れられることは、出融資担当部門でもなかなか味わえない貴重な経験だと感じます。広報の仕事に奮闘する中で改めて、JBICが携わる案件の意義について理解を深めています。

主体性を持って取り組むことで
新たなチャレンジの機会は広がる

業務職は一つの部署に比較的長くいるため、所属課の仕事を深く広く究めることができます。これまで所属したどの部署でも、一つの課題をクリアすればまた新しくチャレンジの機会が与えられ、それを地道にやり遂げることで、少しずつ仕事の幅が広がっていきました。主体性を持って取り組むことを続ければ、成長できる職場風土がJBICにはあります。

石油・天然ガス部で携わった仕事で特に印象深いのが、2013年に承諾した英領北海での油田開発事業に対する融資案件です。この案件では、通常の総合職をサポートする役割に留まらず、企業の方と直接やり取りをしたり、現地に赴いて政府関係者から話を聞いたりと、より深く案件形成に関わりました。いかに大勢の人がプロジェクトに関係し、どれほどの熱量を伴って案件が組成されていくのかを肌で感じました。これ以降、より実感を持って担当者をサポートできるようになったと思います。

また、2016年にはロシアのプーチン大統領来日に向け、日ロ関係の深化に取り組むチームの一員として、様々なプロジェクトに同時並行で携わりました。なかでも、難易度が高かったのが前例の少ない輸出PF案件です。融資承諾や貸出実行に必要な書類は何かを検討し、総合職担当者と連携しながら、行内外関係者と連日連絡を取り合う必要がありました。日ロ両首脳ご臨席の下、契約書の文書交換式が行われた際には、外交の一端に触れていることを実感したのを覚えています。

業務職が対象のカムバック制度など
柔軟な働き方を支える仕組みが充実

2018年から約1年半、夫の米国留学に同行するためJBICを離れていました。渡米前に一度退職し、帰国後にカムバック制度に基づき復職しました。JBICとのつながりを保ちながら海外生活の機会を持てたことに感謝しています。

業務職を対象としたこのカムバック制度をはじめ、JBICには、個々人のライフステージの変化に応じて柔軟に働き方を選択できる仕組みが用意されています。入行以来、こうした制度が年々充実してきている印象で、加えて、実際に制度を利用しやすい環境があります。JBIC職員は、ライフにもしっかりと重点を置いて考える人が多く、子育てや介護、家族の看病などで時間的に制約が生じる状況も当然のことと受け止め、互いに理解しフォローし合う雰囲気が浸透しているのはすばらしいことだと感じます。

広報の仕事に就いて以来、今まで以上に行内・行外を問わずアンテナを張り、広く情報を収集することに務めています。外からの知識も積極的に習得しながら、誌面の企画立案につなげるとともに、今後はJBICの広報活動についても、自分なりの新しい提案をしていければと思っています。

SCHEDULE

  • 08:50
    出社。メールをチェック。JBIC関連の報道内容を確認。
  • 10:00
    外部の編集者、ライター、カメラマンと「プロジェクト最前線」の取材。
  • 11:30
    月内調印案件のプレスリリース原稿を確認。
  • 13:00
    外部取材依頼先へ、取材概要のご説明。
  • 14:00
    広報誌について課内ミーティング。
  • 15:00
    「わが社のグローバル展開」の原稿確認。
  • 16:00
    特集記事の資料集め、質問状作成など。
  • 19:00
    翌日のTo Doを整理し退社。

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