【英国】管轄国では私がJBICの代表だから、広く深く知識を身につけたい

海外駐在員(ロンドン駐在員事務所、入行5年目)の活躍とは

OUTLINE

英国やアイルランド、イスラエル、アフリカの一部など多くの国々を管轄するロンドン駐在員事務所に、入行5年目で配属された加藤礼央。既存案件における出融資担当部門のサポートや、新規案件の発掘、現地政府・企業との関係構築など、多岐にわたる業務を担っています。若手であってもJBICの代表として顧客と対話しなければならないため、「新たな知識を積極的に吸収していきたい」と語ります。海外駐在員ならではのやりがいや、成長するために大切な姿勢について聞きました。

PERSON

総合職
加藤 礼央(2015年入行)
ロンドン駐在員事務所
駐在員
職務経歴
2015年
産業投資・貿易部 第2ユニット
2017年
IT統括・与信事務部 与信事務課
2019年
ロンドン駐在員事務所

若手であっても海外では
JBICの代表として顧客と対話

世界規模のプロジェクトを支援するJBICでは、海外の顧客とやり取りする機会が多いものです。その交流を深めるために「業務面・生活面ともに海外で経験を積みたい」と考えていた私は、入行5年目で海外駐在のチャンスを得ることができました。

ロンドン駐在員事務所の管轄国は、英国、アイルランド、アイスランド、イスラエル及びアフリカの英語・ポルトガル語圏の国。これらの国において、既存の出融資案件に関する出融資担当部門のサポート、新規案件の発掘、現地政府・企業との関係構築、政治経済に関する情報収集など、多岐にわたる業務を担っています。海外駐在員事務所は人数も少ないため、出張の手配から、事務所の経費、ローカルスタッフの採用・労務まで、事務所の管理・運営業務にも全般的に携わっています。

若手であっても、JBICの代表として顧客と対話しなければならないのが海外駐在員事務所。不安を感じることも多いですが、顧客からの照会にしっかり回答できたときや、今までにない情報を顧客から引き出して東京本店の関係部署から感謝されたときには、とてもやりがいを感じます。

日本とは異なる環境だからこそ
深く幅広い知識が求められる

海外駐在員事務所はセクターなどで部署が分かれていません。そのため顧客と話をする上で、全てのセクターのことを把握し、全ての金融スキームについて理解していることが必要です。ときには、JBICの資金調達に関する知識や、新たな金融ニーズに関するディスカッションが求められる場面もあります。しかし、日々の業務を行いながら、新しい分野を勉強する時間を確保するのは大変なもの。そこで私は、常にアンテナを張って新たな知識を吸収する姿勢を大切にしています。

JBICのことを全く知らない相手とやり取りするのも、東京本店と異なる点です。そんな海外の顧客に対して、分かりやすく、かつ関心を引けるように説明するためには、私自身がその背景まで深く理解していなければなりません。ロンドンに赴任して初めて、「自分は分かった気がしていただけであって、まだまだ知識が浅いのだ」ということに気付かされました。

今後は広く深く知識を身につけていき、TICAD(アフリカ開発会議)やESG(環境・社会・ガバナンス)への機運の高まりを受けて、JBICとしてどのように取り組むべきかなどにも思慮を広げたいです。そして、こうした文脈の中で、具体的なプロジェクトの実現に貢献することを一つの目標として頑張っていきたいと思います。

日常の中で歴史散策ができる
ロンドンならではの楽しみを発見

まるでシャーロック・ホームズの世界を歩いているかのような、楽しい気分にさせてくれるロンドンの街。古くから遺されてきた建造物や道路も多く、事務所や自宅の周辺を歩くだけでも歴史のロマンを感じることができます。また、欧州各国に数時間で行くこともできるので、休日には積極的に旅行も楽しんでいます。

テレビを観ていると、出演者が面白いことを言ったことは分かっても、それがなぜ面白いのかが理解できず、もどかしい思いをすることがよくあります。そのようなときは、語彙力はもちろん、この土地ならではの背景知識が不足していることを実感させられます。外国語研修受講制度を活用して英語力を高めることはできますが、最も役立つのは、古くから海外に拠点を持って活動してきたJBICならではの、歴代の先人たちが遺してくれた知識・知恵かもしれません。

SCHEDULE

  • 09:00
    出社後、メールをチェック。
  • 11:00
    会議。現地の顧客と意見交換。
  • 12:00
    ランチ。
  • 14:00
    打ち合わせ。経費関連の今後のスケジュールを確認。
  • 16:00
    メールや各種照会に対応。
  • 18:30
    退社。

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